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2018年11月号

 

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事務所通信

 

かけはし 2018年11月号

 

人生に潜むリスクを考える(個人)

 

 先月の回報では、企業が抱えるリスク(借入金)についてお話ししました。今月は個人のリスクについて考えてみます。個人が抱えるリスクにも様々なものがあります。夫婦のリスク(私は今のところ大丈夫そうです。)健康のリスク・・・など様々ですが、今回取り上げるのは「お金」に関わるリスクです。

人生におけるお金のリスク

 

 普段の生活の中で健康に働いていれば、楽ではなくとも安定した生活を送ることは一般に可能です。人生という長いスパンで考えた場合、お金に関してリスクが大きいのは「老後」です。

今になって親に感謝すること

 

 私が20歳代の頃、親から生命保険に入ることを勧められました。若い頃は健康ですし、老後なんてはるか先のことです。加入手続きも面倒がっていたことを覚えています。ただし、今になってみると、万が一の場合の保証はあるし、年金ももらえるようになりました。親の言葉に従っておいて良かったと感謝しています。
 つまり、「老後のリスク」は老後になってから考えるのではなく、若いうちに考えておかなければならないということです。
 それでは、若いうちの資金作りで知っておくべきことをいくつかお話しします。

 

●iDeCo(イデコ)

iDeCoとは「個人型確定拠出年金」の愛称です。具体的には60歳までの間に毎月一定額の掛け金を支払って、その掛け金で投資信託や定期預金などの金融商品を選んで運用し、60歳以降に運用した果実を受け取るというものです。しかも、掛け金は所得税から控除されるというメリットもあります。
当社の社員にも「毎月、数千円でも永年積むと大きな金額となるよ。公的年金が余り期待できない中で、自身の老後資金は自身で確保するように。」と話しています。

 

●生命保険
やはり若くて掛け金が低いうちに自身の人生を考えて加入し、それを一生涯続けるのがお得だと思います。

 

●在職老齢年金の対策をする

高齢の経営者が厚生年金をもらいながら、一定額以上の給料をとると年金が減らされます。この年金のことを「在職老齢年金」といいます。年金を減らさないための対策をすることが大切ですが、私どもは社会保険労務士と税理士の資格を持っておりますので、これらの支援をすることが可能です。ちょっと複雑ですので、関心がある方は是非ご相談ください。

 

人には笑顔で!!

 

 職業柄、大勢の方に接する機会があるが、少なくとも100人のうち98人は、必ずと言って良い位に (その人が口に出す・出さないは別として) 心配事や悲しみ、苦しみを抱えているように思う。
 感情の動物と言われる人間である以上、いつもニコニコしていることは難しく、喜怒哀楽が顔や態度に出てしまうのは当然かもしれない。誰だって、毎日を平和に穏やかな気持ちで暮らしたいと思っているでしょう。けれど、どうしても困ったことや心配事、面白くないことがあると態度に出たり顔に出たりする。
 だから昔からの諺『目は口ほどに物を言う』の通り、キツイ顔になってしまい、ニコニコしたくてもそれが出来ないのが普通である。
 人の笑顔とは顔の形ではなく、その時の環境や感情が目や口に出てしまう。そうすると、直ぐに他人にも不快な気持を与えてしまう
 そのことをリンカーンは『人間は40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て』と言ったそうだ。
 世の中の人はすべて毎日を平和で穏やかに暮らしたいと希(こいねが)っている。
 自分の不機嫌な気分のせいで相手に対して不愉快な気分を与えてしまうことは、決して良いことではない。
 そこで、自分の気持ちやその時の心は心として、大きな気持ちを持って、少なくとも人に接する場合には明るい笑顔で接したいと思う。
 それによって他人も良い気分になり、お互いに良い付き合いが出来ると思う。

 

「税務通信」今年の年末調整はここに注意!!

 

 今年も残すところ2ヶ月となり、年末調整の時期が迫ってまいりました。
 今年(平成30年分)の年末調整は大きく変わっていることがありますので今一度おさらいすると同時に、早めに取り掛かるようにしましょう!!
 平成30年分の年末調整から「配偶者控除」及び「配偶者特別控除」の取扱いが大幅に変更されました。

 

●「配偶者控除」「配偶者特別控除」の控除額の改正
「配偶者控除」「配偶者特別控除」が下表のように改正され、合計所得金額が1,000万円を超える所得者については、どちらの控除も受けられません。

 

●申告書等の様式変更
上記の配偶者控除等の改正に伴って各種申告書等の様式が変更されています。
従来「保険料控除申告書 兼 配偶者特別控除申告書」として1枚だった申告書が、「保険料控除申告書」と「配偶者控除等申告書」の2枚に分割されました。従って、今年の年末調整において配偶者控除又は配偶者特別控除の適用を受けるためには「配偶者控除等申告書」を提出する必要があります。
これに伴い源泉徴収簿の様式も変更されており、配偶者控除額と配偶者特別控除額を記載する欄が「配偶者(特別)控除額」の欄にまとめられました。
扶養控除等(異動)申告書も変更されています。従来「控除対象配偶者」を記載していましたが、「源泉控除対象配偶者」を記載するよう改められました。

 

 

 

以上、大きな改正点をおさらいしましたが、税務署から送られてくる「平成30年分年末調整のしかた」などを参考に、間違いのない年末調整をしていただきます様よろしくお願い申し上げます。
 また、ご不明な点等ございましたら、何なりと「さくら中央会計」までご連絡ください。

 

『戦略的事業承継セミナー』開催報告

 

成長という視点に立って考える
オーナー経営者のための経営戦略 〜大廃業時代に継がせる選択と譲る選択〜

 

 

講師:笹 雄一郎氏 鞄本M&Aセンター経営支援室長

 

去る2018年10月16日の午後、「戦略的事業承継セミナー」 と題し、これからの事業の在り方について、セミナーを駒ヶ根市のアイパル(JA駒ヶ根支所)で行いました。今回、講師をして下さったのは、当社とは18年のお付き合いのある、企業再生のプロフェッショナル・元VTCコンサルティング且ミ長であり、鞄本M&Aセンター経営支援室長の笹雄一郎氏
 これからの事業経営の舵取りに悩んでいる経営者・後継者の方を中心に、県内各地から多くの方に参加いただきました。セミナーでは生き残っていくための事業モデルや企業がすべき対策法をお話ししていただきました。「経営者1人、企業1社の力ではどうにもならないことも、専門家やM&A等の手法を用いて解決する可能性の追求をしてみては?」との教えが私には「一人で悩まずに一緒にがんばろうよ」というエールのように聞こえました。また、第2部では、当社代表の神谷が「円満な相続・事業承継のコツ」と題し、将来訪れる相続・事業承継のために今から考えておくことを中心にお話しさせていただきました。ご参加いただいた方々からは「M&Aのイメージが良くなった、身近に感じられた。」、「自社のことをもっと深く考えていこうと思った。」というお言葉をいただき、多くの方々にご満足いただけたのではないかと思っております。また、セミナー後の情報交換会は、皆さまの協力のもと開催できる運びとなりましたこと、ここに心より感謝申し上げます。笹氏とも親睦がはかれ、嬉しそうな表情を拝見することができ、私たちにとっても、開催して良かったと思える会にしていただきました。今回のセミナーには参加がかなわなかった方、もっと深い話が聞きたい方、事業承継でお困りの方…、どんな些細なことでも構いません。
当社までお気軽にご連絡ください。今後も皆様の事業の発展・成長・永続へのかけはしとなりますよう努めて参ります。ご参加誠にありがとうございました。

 

 

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