税理士/長野県上伊那郡を拠点として活動する税理士法人さくら中央会計/宮田村、伊那市、駒ヶ根市

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長野日報 [平成14年10月18日]

建設業経理の専門書 「高収益業への挑戦、中小建設業の会計・経理革新戦略」を出版

 

 宮田村の神谷税務会計事務所で税理士の神谷正紀さん(駒ヶ根市)が、建設業経理の実務参考書「中小建設業の会計・経理革新戦略」(建設産業経理研究所)を出版した。全国の建設業者が淘汰(とうた)の荒波にさらされる中、「勝ち残りをかける建設業者に必要なのは、原理原則に基づいた経営を直実に実行すること」と、経営革新に挑戦する建設業者が取り組むべき経理業務について述べている。

 

 神谷さんは中小建設業の特徴として、「世の中の景気が悪い時に公共事業や雇用対策などで逆に状況が良く、会社の経理もどんぶり勘定が多かった」ち指摘。こうした過去の経営手法から脱皮し、経営革新を図るポイントを同書で紹介した。

 

 特殊性のある建設業経理の仕組みを詳しく説明し、勘定科目別に会計、税務、管理運営上のポイントを示したほか、事例を挙げながら資金管理や経営分析の方法を説明している。多岐にわたる建設業経理業務をマニュアル化したシートも付けた。

 

 「国家財政難で公共工事予算が削られて、バブル以降の景気低迷で民間工事が減り、工事単価も低下。建設業は戦後初めての試練を迎えている」と神谷さん。「本書が建設新世紀を勝ち残る新生建設業の創造に役立つことを願う」と話している。

 

 

 

 

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